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取付にはさっき登攀中だったパーティーのものと思われるデポがあったけど、壁を見上げる限り誰も登ってはなさそうだ。

誰もいない取り付きで谷側にむけて用を足していると、下の方の藪がガサゴソを音を立てた。




ん？カモシカか？

カシャッ

そこにはカメラを構えたおじさんが・・・・

コラーッ！！！俺のチ○コ撮るなーっ！！！

どうやらおじさんは俺には気づいてなかった様子で、こっちには上がってこずに登山道の方に消えて行った。

昼食をとって登攀準備をしていると、50〜60代くらいのクライマーが3人、登攀を終えて取り付きに戻ってきた。



聞いてみると彼らの前に2パーティーほどが登っていたようだ。

3人のうちのお一方は昔ソロイストを使ってソロクライミングをしていたことがあるとのこと。





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