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南アルプス/甲斐駒ケ岳
戸台川本谷〜六方石ルンゼ
単独登攀 2014年1月2日〜5日
←戻る 《アプローチ》 河原の駐車場にはそれなりの車が停まっていた。みんな正月山行に来てるんだろう。 着替えて、もう一度装備をチェックしてから登山届を出して16時半頃に歩き始めた。 アーベンロートに染まった甲斐駒のピークが快く迎え入れてくれてるような気がする。 一年半前に来たイワンヤ沢の前を通るあたりでこの日最後の下山者とすれ違い、二つ目の堰堤を越える頃には完全に真っ暗になってた。 起伏のないよく踏まれたトレースを一人で淡々と歩き、久しぶりのザックの重さにペースダウンし始めたころ、遠くに明かりが見えた。 おぉ!やっと丹渓山荘に着いたか! 近づいてみると、広い河原の雪原にテントが。 俺「こんばんは〜。丹渓山荘はもうすぐですか?」 テントのおじさん「いいやぁ、あと2時間くらいだよ。」 俺「・・・そうっすか(ガックシ)」 また一人でヘッデンを頼りに上流に向かって1時間程歩き、19時ちょうどに丹渓山荘に到着した。 で、真っ暗な中見つけたのがトイレの跡みたいなちっちゃな建物。 あれ?丹渓山荘って小屋はないんだっけ? そこから続く本谷方面と思われるトレースを5分ほど進んだところでテントを張った。 水を汲みに登山道脇の沢へ行き、さっきのちっちゃな小屋の前を過ぎようとした時、斜面の上からヘッデンを付けて人が降りて来た。 俺「こんばんは〜」 「コンバンワー。」 ん?外人さんか。 俺「上にテント張ってるんですか?」 外人さん「小屋デース。」 小屋あんのか! 彼はもう一人のパートナーとF1方面へ行くらしい。 外人さんがトイレトイレ言いながら行ってしまった後、ちょっと損した気分になってテントに戻った。 夕飯を食べて、バイルを研いでから寝た。 次へ→ |