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朝6時半。

誰も起きず・・・

全員寝坊して起きたのは8時。

それから朝飯食って“軽量化”して新穂高の駐車場に向かい、準備してアプローチ開始したのは結局11時頃となった。




バス停横の駐車場から橋を渡って5分程で登山口だ。



トレースっぽいのはあるけどほとんど雪で埋まっている。

最初の登りは膝下ラッセルで、一部膝上といったところか。

6人いるから結構楽だ。

順番に先頭を交代しながらツボ足で順調にトレースを着けていく。



出発してから1時間程の、小尾根が台地状になったところで休憩をとる。

それから間もなく渡渉ポイントに着き、雪の乗った飛び石を頼りに、流れを左岸へと渡った。

ここからは雪が深くなり、GTとユカちゃんはワカンを装着した。



急斜面を登り、トラバースに入ったところで足を取られてどうにも動けなくなったので、残る4人もワカンを装着。



ワカン履くのとか5年前の蓼科以来で、しかも人生で3度目くらいだがら、履き方とかすっかり忘れてた。

それからも膝上ラッセルに喘ぎながら、みんなウンザリしてきた頃、岩屋に到着した。






上の方はガスが掛かってて何も見えず、雪も舞っている。

岩屋にはリングボルトやハーケンが多数打ってあって、その2つにワカンとストックがぶら下げてあったけど、トレースは無かったから昨日よりも前に入山したパーティーだろうか。

早速荷物を下ろし、整地してテントを２張設営した。



GTはせっせと小枝を集めて、この雪の中焚き火をしようとしてる。



Takaちゃんの計画では、今日は概念把握、時間があれば短いルートを登攀ってことだったけど、この時すでに15時を回っていた。

俺「これから偵察いくの・・・？」



GT「いや、行かないっしょ！飯っすよ、飯！」



俺「・・・ですよね。（ホッ）」

ってことでみんなで鍋食いました。



結局、焚火に火は着いたものの、ちょっと暖を取る程度で料理できるほどの火力は得られなかった。

明日の朝食用の米まで炊いて就寝となった。



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