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南アルプス/甲斐駒ケ岳
戸台川本谷〜六方石ルンゼ
単独登攀 2014年1月2日〜5日
《プロローグ》 昨シーズンからアイスクライミングを始めて、今シーズンは是非アイスルートでソロをやりたいと思ってた。 12月に行ったジョウゴ沢のナイアガラ滝で初めてアイスでのソロを試してみたけど、フリールートのソロほどスムーズにはいかなかった。 だけど一応リードは出来そうだったし、何しろ年明けの4日間がまとまった休みが取れる今シーズン最後のチャンスかもしれなかったから、見切り発車は承知の上で初の本格的なアイスソロによさそうなルートを探した。 以前から気になっていた戸台周辺の氷瀑の情報がIce Climbing Freakに投稿されていて、調べているうちに駒津沢の滝が目に留まった。 F1は70mとスケールも大きくて面白そうじゃないか。 折角の貴重な4連休だから、どうせならピークを目指すクライミングがいいなと思って、駒津沢から甲斐駒の稜線へ抜けた記録を探してみると、、、 あったあった!ちょうど時期も1月初旬で駒津沢経由で双児山へ抜けた記録を見つけたぞ! んーと、ナニナニ? "雄大がバスに乗り遅れ・・・・" ってこれ雷太郎パパの記録じゃねーか!(笑) http://yokohamakatatumuri.com/todai-ice.pdf 出発前日の1月1日は当直で、暇な時間に駒津沢周辺について調べていると、戸台川本谷の記録を見つけた。 マルチピッチの氷瀑はなさそうだけど、最初から最後まで登り応えのありそうな滝が続いていて、 地形図とGoogle Earthで見ると甲斐駒のピークにダイレクトに突き上げる顕著な谷が確認できる。 甲斐駒の南西面においてこれ以上の王道ルートがあるだろうか?いやない!! 他のルートの情報を探しつつも、心の中では本谷への思いが募っていくのを感じていた。 決定打だったのは、故moto.p氏の記録の中にあった最終セクションのCS滝付近からの写真だ。 真っ白な雪と花崗岩の岩肌に囲まれたルンゼを、青く澄んだ空に向けてピークへと上り詰める爽快感が伝わってくる。 他にも本谷の記録を探してみると、どのパーティーも1ビバークで抜けて下山しているようだ。 1月2日は当直明けだから丹渓山荘までアプローチして、3日に登攀、1ビバークで4日にピークを踏んで丹渓山荘まで下山、5日は残った体力次第で駒津沢か奥駒津を登って遊ぼうというプランを描いた。 このサイトを立ち上げてから2年、最近更新も怠っていて、内容がタイトルに負けている感は否めないけど、久しぶりにClimbing Aloneの名に恥じぬソロクライミングの計画を立ててやったぜ!! 次へ→ |