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北アルプス/錫杖岳
錫杖岳 前衛壁 3ルンゼ
2013年1月26日〜27日
《プロローグ》 これまで縦走から山を始めて、フリー、マルチピッチ、クラック、夏期バリエーション、冬季ピークハント、沢・・・と国内で行われるほとんどの分野の登攀に手を出してきたけど、冬期登攀、つまりアックス&アイゼンでのクライミングはほとんどやったことがなかった。 5年前の冬に鉱泉のアイスキャンディで2回ほど体験的に遊んだことがあるだけだ。 周りの変態仲間はみんなアイスをやってて楽しそうな話ばかり聞こえてくる。 秩父の氷瀑を初登したけどリードでアックスが抜けてグランドフォールしただとか、リード中に氷塊が顔に当たって出血しただとか、下半身丸出しで雪崩に埋まっただとか、職場でアックスの素振りしてて変な目で見られただとか・・・ チクショウ!みんな楽しそうにしやがって!俺も早くアイスやりてぇ〜よ! って思ってたけど、ついに去年の12月にノミックとリンクスとアイススクリュー買ってやったぜ! ボーナスをつぎ込んでアイスギアを揃えたその週末に、早速手始めに八ヶ岳に行った。 南沢小滝で、トップロープ、滝裏からのボルダーちっくなハング、露岩部でのドライツーリング、最後にはリードと、コンパクトな滝がらも1日遊べて、想像以上に楽しかった。 年明けには俺の冬期登攀第二弾として、今最もHOTなエリアの1つである足尾・ウメコバ沢での青鬼合宿に参加し、メンバー総勢10人に加え、Timmy青木氏と共に、変態どもの雄叫びを谷中に響き渡らせ、その爪跡をしっかりと刻んできた。 だけどこれもどちらかというとゲレンデ的エリアで、いわゆる“冬壁”といったような総合的な力が必要とされる登攀ではなかった。 そもそも雪がほとんど無かったしな。 というか人生で2回目のまともな(?)冬の登攀的山行で総合力も何もあったもんじゃないけど。 身の程知らずのいつものクセで、早くモノホンの登攀がやりたいな〜、なんて妄想を膨らませてたところに、FBで次のような書き込みが。 「おす!おらげんき! 今週末錫杖行くけど行きたい人いる? いるよね?」(by GT) はーい!はい!はい!はい!はい!はーい!行きまーす! しかもTeam△のメンバーとの合同山行! テンションブチ上げだぜ! この話に喰い付いた鬼は大勢いたけど、社会のシガラミやら何やらで、最終的に青鬼からの参加メンバーは3人となった。 そしてTeam△からも3人。 もうこうなれば、 青鬼 VS Team△ タイマン勝負の始まりだぁ〜っっ! ⇒次へ |